歌舞伎をもっと身近に 全国の映画館で楽しめる「シネマ歌舞伎」
歌舞伎の舞台公演をHDカメラで撮影し、映画館の大スクリーンでのデジタル上映と5.1サラウンドの音響で楽しむ、「シネマ歌舞伎」。
まるで劇場の特等席で鑑賞しているかのような迫力で、豪華な歌舞伎俳優の細やかな表情や息遣いを臨場感たっぷりに楽しめます。
あの名作や気になる役者の演目が見られる「月イチ歌舞伎2021」
より歌舞伎を身近に楽しめるよう、毎月一週間ずつ(新作は3週間)、映画館でシネマ歌舞伎を全国で上映。
楽しいお芝居、美しい舞踊、繊細な衣裳、圧巻の立廻りと、歌舞伎の魅力がギュッと詰まったラインナップは、歌舞伎ファンから初心者まで気軽に楽しめるのがうれしいですね。
10/22(金)~28(木)の演目は
幕末の横浜を舞台とした「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
有吉佐和子 作、坂東玉三郎 主演の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」は、昭和47年文学座公演で、杉村春子のお園ほかの配役で初演され、昭和63年には杉村春子の当たり役であったお園役を坂東玉三郎が受け継ぎ、以後、繰り返し上演されて来た名作舞台。
平成19年12月に歌舞伎として初上演され、坂東玉三郎の演技(九度目の芸者・お園)、豪華キャストの競演で評判となった公演を収録しています。
物語の舞台となる岩亀楼は現在の横浜公園にあった遊郭。
火災での焼失などが重なり、現在の吉田橋付近や高島町など数回の移転を重ねました。建物は現存していませんが、岩亀楼の灯籠が横浜公園内の横浜スタジアム脇にある日本庭園に移管されてます(1982年12月に横浜市南区の妙音寺より移管)。遊女達が病に倒れた際に静養する寮があった西区戸部町4丁目界隈は、現在でも「岩亀横丁」と呼ばれ、岩亀楼の遊女が参拝したと伝わる岩亀稲荷が現存します。
◆「ふるあめりかに袖はぬらさじ」上映概要
《あらすじ》
時は幕末、開港まもない横浜の遊郭「岩亀楼(がんきろう)」で、ひとりの遊女が自ら命を絶ちます。おりから吹き荒れる尊王攘夷(そんのうじょうい)の嵐の中、「攘夷女郎」の伝説にいやおうなしに一役買っていくお園 …。
《キャスト》
坂東 玉三郎、中村 獅童、中村 七之助、中村 福助、中村 芝翫、坂東 三津五郎、市川 海老蔵、中村 勘三郎ほか
来年2月まで全国34か所の映画館でシネマ歌舞伎を上映する《月イチ歌舞伎》。
11月は平家物語を題材にした、「熊谷陣屋 (くまがいじんや)」<11/19(金)~11/25(木)上映>など極上のエンタテインメントが続きます。
料金:各作品 一般/2,200円(税込)、学生・小人:1,500円(税込)
※座席指定券の購入は、各上映映画館の窓口、もしくは、各上映映画館のHPから購入を。
上映劇場:109シネマズ湘南、109シネマズ二子玉川、MOVIX橋本ほか、全国34か所の映画館で上映。
◎お得な3回セット券・ムビチケやシネマ歌舞伎の半券で応募できる抽選などあり
上映情報・シネマ歌舞伎の最新情報〈シネマ歌舞伎 公式サイト〉で
https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/