生誕260年記念 北斎の肉筆画
~版画・春画の名作とともに~
2020年4月5日(日)~2020年9月27日(日)
緊急事態宣言の発令とコロナウイルス感染症の拡大状況を鑑み、当面の間、臨時休館となります。
岡田美術館収蔵の肉筆画で 北斎の新たな魅力を発見
2020年は、世界的に有名な江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎(1760~1849)の生誕260年にあたります。北斎と聞いてまず思い浮かぶのは、風景版画「冨嶽三十六景」シリーズや、ヨーロッパの芸術家たちにも影響を与えた絵手本『北斎漫画』などの印刷物でしょう。一方で、約70年にわたる画業を通じて意欲的に取り組んだ肉筆画(一点ものの絵)における優れた業績は、あまり知られていません。
夏美人図の二大傑作、待望の競演
岡田美術館には、北斎屈指の名品である「夏の朝」や「堀河夜討図」を中心に、40歳代から最晩年に至る10点の肉筆画が収蔵されています。本展では、それらが初めて一挙公開されるとともに、版画、版本(版木に彫って印刷した書物)の代表作である「冨嶽三十六景」と『北斎漫画』(個人蔵)を含めて全17点を見ることができます。北斎に影響を受けたフランスのガラス作家エミール・ガレの作品なども展示し、様々な角度から奇才・北斎に迫ります。
肉筆美人がの傑作「夏の朝」と「美人夏姿図」(個人蔵)の豪華競演も必見。あわせて、他の浮世絵師による肉筆美人画の名品も特別公開。肉筆浮世絵の世界が堪能できます。
岡田美術館
神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
9:00~17:00(入館は16:30まで)
TEL.0460-87-3931
入館料:一般・大学生2,800円 小中高生1,800円
※緊急事態宣言の発令とコロナウイルス感染症の拡大状況を鑑み、当面の間臨時休館