日本刀お手入れ鑑賞と静岡茶ティーペアリングランチを体験

【M夫妻に体験して頂いたスケジュール】

伊豆急「伊豆高原」駅から送迎車で到着

12:00からフレンチレストラン
「やまもも」にてランチ。丁寧な説明になるほどの連続。

13:30 刀剣ギャラリー「義の心」で日本刀お手入れ体験。名刀や業物をかなり近くで鑑賞できます。

この日のメインは黒毛和牛のブレゼに直火焙煎「原種唐茶」をペアリング。
日本刀祭にちなんだ遊び心ある盛り付けも楽しい。
メニューは季節やシェフが直接出向く仕入によって変わる。ことに野菜は生産者とのふれあいから料理のアイデアが浮かぶこともあるそうです。

前号Ａｎｄａで募集した「日本刀お手入れ鑑賞付きティーペアリングランチ」の無料モニター体験が、アバリゾーツＩＺＵ・坐漁荘で行われました。今回は坐漁荘50周年特別企画として展示されている、３月までしか鑑賞することの出来ない刀剣に触れ、鑑賞できる貴重な体験。横浜にお勤めのМさんご夫妻にとっても初めての経験。日本の伝統文化・芸術をたっぷりと堪能されました。

当日、午前から降り出したあいにくの小雨も、午後からは青空が覗き暖かい旅日和。
横浜から特急「踊り子号」直通で１時間半。伊豆高原駅からの送迎車で到着されたМご夫妻は、早速、別棟のフレンチレストラン「やまもも」でティーペアリングランチを楽しまれました。４種のお料理とデザートを、一皿ごとに相性の良いお茶とともに頂きます。

この日のメニューは
・カリフラワーのブラマンジェと甲殻類のコンソメジュレ×〈深蒸し掛川茶〉
・情景 ～冬野菜～×〈柚子茶〉
・魚河岸より特薦魚 ブロッコリーのピューレと黒ニンニク×〈深蒸し冠茶 光彩〉
・黒毛和牛のブレゼ×〈直火焙煎 原種唐紅〉
・パティシエ特製デザート

「日本茶にこだわりを持つお店は何店か知っていますが、ほとんどがボトルでの提供。お酒が飲めない私は最後には飽きてしまって…。お料理ごとにティーペアリングというのは初めて。料理もお茶も楽しく頂けて嬉しかった。」と日本茶インストラクターの資格を持つ奥様も太鼓判。
「お肉や魚はもちろん美味しいですが、『野菜が主役』という印象を受けました。素材が最大限に活かされていると感じました。」
「量もちょうどよかったね。僕はわりと食べる方なので、フレンチはもの足りないのでは…と思っていましたが、満足感のある味付けでとても良かったです。」と、うなずくMさん。
「少食な私もデザートまできれいに頂けました。」

食事の後は、いよいよ日本刀のお手入れ鑑賞体験

日本文化体験係の原田さんに日本刀の知識や鑑賞時の所作を教わります。

日本刀お手入れ鑑賞の会場は、人間国宝の刀工「天田昭次」の鍛えた刀剣が常設展示されている本館刀剣ギャラリー「義の心」。
こちらで現在、特別展示「新選組と名刀たち」として、新選組局長・近藤勇、鬼の副長・土方歳三の愛刀、虎徹・兼定を期間限定で展示中。
虎徹／江戸時代に新刀第一の名工と呼ばれた虎徹の中でも「いおき、ハネ虎」と云われる銘のついた名振「長曽祢虎徹入道興里」。
兼定／「千両兼定」とも謳われた最上大業物。「之定」と通称される二代目「和泉守藤原兼定」。非常に希少な室町期の古刀。
今回、お二人が直接手に取り、お手入れ鑑賞されたのは虎徹となります。

「最初は緊張しましたが、優しく丁寧に教えて頂き、安心できました」と奥様。
「担当の原田さんが坐漁荘所蔵の日本刀のいわれや、鋳造についての説明を分かりやすく解説して下さいました。」
「刀は武器であり武士の心。また、神器や高価な美術品でもあります。きちんとした所作に従って扱うのもうなずけます。凛とした雰囲気に包まれ、自然と背筋が伸びますね。次第に美しい刃文に引き込まれました。」
「いつも旅行は海外なのですが、横浜から伊豆高原駅まで思っていたより近く感じました。日本の文化を改めて見つめる良い機会になりましたし、こんどは母を連れてヴィラに泊まってみたいです。」

「二人で真剣に何かに向き合う時間はとても新鮮で、一緒に過ごす週末の時間をこれからもっと増やしたいと感じるほどの体験でした。」

日本刀お手入れ鑑賞付きティーペアリングランチプラン

〈静岡茶とのティーペアリングコース〉毎月 第1・第3日曜限定
日帰りプラン／料金　8,910円（税サ込）

3/31(日)まで坐漁荘50周年特別記念「日本刀祭」～新選組と名刀たち～開催
新選組にまつわる名刀「虎徹」と「兼定」が同時に鑑賞できる貴重な機会です。

ABBA RESORTS IZUー坐漁荘

（アバリゾーツ イズ ザギョソウ）
〒413-0232 静岡県伊東市八幡野1741
【駐車場30台】
TEL:0557-53-1170　http://zagyosoh.com/