多焦点レンズを用いた白内障手術は、2020年3月31日をもって先進医療対象から除外され、4月1日から保険診療と※選定療養で運用が開始されました。この運用によって、先進医療保険に加入していない人にとっては、費用負担が少なくなると言われています。今回は、３万眼以上の手術実績のある「シーサイド眼科茅ヶ崎」の吉田理事長に、「多焦点眼内レンズ」と「選定療養の仕組み」について伺いました。

多焦点眼内レンズ日帰り手術が〝選定療養〟で身近に
目がかすむ、まぶしい…こんな症状が特徴の「白内障」。加齢やその他の原因により、透明の水晶体が白く濁る誰でも起こりうる現象で、眼内レンズを挿入する日帰り手術を行うことで視力が回復します。なかでも「遠・中・近距離それぞれにピントが合う多焦点眼内レンズを用いた手術」は、老眼鏡から解放されるとともに乱視も同時に治療ができ快適な生活が送れます。

なお手術後のメガネ使用率は、単焦点→70％、2焦点→25％、３焦点→１％程度。また、既に手術で単焦点レンズを挿入している方は追加型専用レンズを挿入することも可能です。

選定療養の運用が開始されたことで、多焦点眼内レンズ手術は、費用の面でより選択しやすくなりました。しかし一定の要件を満たせば、どの医療機関でも受けられるようになるので、これまで以上に十分な経験を持った医師による診断・治療が欠かせません」（吉田理事長）。

【単焦点】ピントが合う距離が１つ。見える範囲は狭い　手元から遠くまでのある１点のみよく見える。見える質は良い　ピントが合う１点はとてもよい
【多焦点】ピントが合う距離が複数。見える範囲は広い　手元から遠くまで見える。見える質は概ね良い　ピントが少しあまい

単焦点レンズ

多焦点レンズ

教えて！吉田理事長
Ｑ. ※選定療養とは何ですか？
社会保険に加入している患者さんの希望がある場合に、追加費用を負担することで、保険適用外の治療を保険適用の治療と併せて受けることができます。例えば、個室に入院した際の「差額ベッド代」と考えてください。先進特約に加入されていなかった人にとっては手術費用の負担が減る可能性があります。ただし、一定の要件を満たせばどの医療機関でも受けられるようになるので、医療機関選びはとても重要になります。

手術費用はおよそ半額になると予想されています
2020年3月末まで・・・約50万円〜70万円
↓
2020年4月から・・・術料自己負担分（１万７千円〜５万２千円）＋差額レンズ代（20万円〜35万円）

より安全な最新視力矯正「ICL」
当医院で行う最新視力矯正は角膜を削らない「ICL治療」。従来のレーシックとは異なりドライアイが起こりにくい、角膜への影響が少ないといったメリットのほか、レンズを取り出し元に戻すことができるのも安心です。衝撃に強いため米軍やNASAでも採用され国内外でも多くのアスリートに施術されています。切開創も小さく手術は点眼麻酔のみで3〜5分程度、回復も早いのでほとんどの方が翌日から普段の生活を送ることができます。対象は21歳から45歳位まで、茅ヶ崎市内でICL治療を行っているのは同医院のみです。今後の人生を裸眼で楽しみたいという方は是非一度相談してみては。

【白内障日帰り手術】選定療養
20万円・乱視用25万円（2焦点眼内レンズ片目）
30万円・乱視用35万円（3焦点眼内レンズ片目）

【追加型専用レンズ】（Add-on）自由診療
片目：近視・乱視用25万円・多焦点35万円・多焦点乱視用42万円

【近視矯正手術】（ICL）自由診療
片目：24万円〜29万円・乱視用31万

シーサイド眼科茅ヶ崎
理事長　吉田 正至
☎：0467-33-4335
住　所：茅ヶ崎市幸町2-18武藤ビル2F
休診日：土曜日・日曜日・祝祭日
JR茅ヶ崎駅南口より徒歩１分　駐車場一部あり
http://fukokai.com/