生涯メガネなし、全距離よく見える白内障手術(2)
〜2016-17年 最新の多焦点眼内レンズの本当の実力〜
究極の理想的白内障手術用眼内レンズ「FineVision」
このFineVision眼内レンズは、なぜ理想的と言えるのでしょうか?概要になるポイントは次の3つです。
1.近くも遠くも、そして中間距離(60〜80cm先)も、メガネなしで全部よく見える。
2.乱視の矯正にも、優れた効果を発揮する。
3.従来の多焦点眼内レンズの弱点だった、コントラスト(鮮明さ)、ハローとグレア(暗い場所での「光の輪」、「にじみ」)が非常に低いレベルまで改善。
遠くも近くも中間も!運転時のカーナビも標識も、ゴルフや水泳、旅行時にもこんなに便利
近年、高齢者の自動車や軽トラック運転による悲惨な交通事故が、多い時は毎日の様に報道されます。従来の白内障手術でも、限られた一定の距離は見えますが、それ以外の距離はメガネの助けを借りないと見ることができませんでした。老眼鏡や遠近両用メガネによって、一定距離以外も見ることができますが、例えば運転している時はどうでしょうか?
最近の話です。タクシーに乗った時に、「行き先をナビ設定していただけますか?」と私がお願いしたところ、「カーナビは、プライベートでは使っていても仕事中は使わないんです」、と話されました。理由を聞くと、遠近両用メガネだと視線を大きくずらすために目や頭を動かす必要があり、見栄えが悪いし、危険な場合もあるから、という事でした。「確かにその通りだ」と思いました。そして、多焦点眼内レンズを、医師として多数の患者さんにおすすめする理由が、もう一つ増えました。
実は多焦点眼内レンズは、視野のすべてで、近くにも遠くにも、そしてファインビジョンでは中間距離にもピントが合う設計になっているので、運転時でも視線を大きくずらさなくても、信号や標識、スピードメーターや、カーナビも、自然とピントが合って見ることができるのです。これは運転時には安全性にも大きなメリットのあることだと思います。
ゴルフや水泳、マリンスポーツの時にも、とてもメリットがあります。旅行の時も然り。地図やガイドブックを見ながら街歩きの時など、町の様子や景色と、地図を交互に見るのに、いちいち老眼鏡をかけ外ししなくてはならない煩わしさがないからです。旅行の楽しみが大きく広がるのではないかと思います。
読書もスマホもパソコンも、鏡の前でのお化粧も、こんなにラクに。
読書も新聞もスマホも、そして中間距離で行うパソコン作業も、ファインビジョンによる白内障手術であれば、その後の生涯にわたってほぼすべての距離や場面で、メガネをかけることなしにピントが合うので快適に見ることができます。その便利さを想像してみてください。
女性読者の皆様は、最近鏡の前での、特に目の周りのお化粧にご不便はないでしょうか?近眼の方であれば、メガネを取れば、近い距離を見ることができるので、あまり感じないかもしれませんが、もともと「目がいい」、遠視の方や、乱視の強い方は特に老眼年齢以降、老眼鏡(メガネ)をかければ近くは見えても、目元のお化粧はメガネがあると非常にやりにくい、という事はないでしょうか?ファインビジョンによる白内障手術によって、鏡の前でのメイクの時も、今までよりはるかに便利になります(もちろんメガネもコンタクトレンズもなしで)。
細かいところまで鮮明に、綺麗に仕上がる事でしょう、仕上がりの個人差は、レンズの性能による範囲外、かも知れませんが(笑)。
次回は、最新の多焦点眼内レンズについて、さらに詳しくご説明したいと思います。
お話頂いた方 院長 鈴木高佳さん
鎌倉小町通り眼科
鎌倉市小町1-6-8 リアスコビル1F
☎0467-61-2623
鎌倉小町通り眼科HP
逗子駅前鈴木眼科医院
逗子市逗子5-2-53三盛楼ビル4F
☎046-874-0404
逗子駅前鈴木眼科医院HP
戸塚駅前鈴木眼科
横浜市戸塚区戸塚町16-1 トツカーナ 5F
☎045-860-7888
戸塚駅前鈴木眼科HP