本当は知らなかった「ストレス」のこと

海や富士山の絶景と共に天然温泉が楽しめる江の島アイランドスパ。その館内に昨年オープンしたのが江の島弁天クリニックです。提案するのは「未病」にも力を注いだ次世代の医療スタイル。今回は院長の松村先生に、「ストレス」について伺いました。

今さらですが、ストレスって何?
「心身の疲労のことも、あるいは原因となる出来事に対しても同じストレスという言葉を使うため、ハッキリしないですよね。外部から個人にかかる負荷を「ストレッサー(ストレス要因)」、ストレッサーが加わり個人内部にできたひずみを「ストレス」、ストレスにより身体、心、行動に症状として現れることを「ストレス反応」と呼びます。
ストレスと言えば、精神的なものばかりに目が向きますが、人間関係など精神的、社会的な要因以外に、熱、音、振動(物理的要因)、酸、アルカリ(化学的要因)、花粉、ウイルス、細菌(生物学的要因)などがあり、それらは困ったことに我々の身体や心に色々な症状を起こします。ストレスと密接に関係していることが明らかになっている疾患をストレス関連疾患といい、生活習慣病や腰痛症など、身近な病気が該当します。また、老化の現象「酸化」の最大の要因もストレスと考えられています。」

「自分がどのくらいストレスを受けていて、どのような状態であるかをモニタリングすることはとても大切です。ストレスを測る方法には、血液や唾液のストレスホルモンを測定する方法の他に、心拍、発汗度、筋緊張、指先の温度など、生理的指標を用いる方法があります。例えば心拍は常に一定に刻んでいるように見えて一定ではありません。速くなったり遅くなったりする心拍の幅を心拍変動といい、それが狭くなってくるとストレスに対する抵抗力が落ちてきます。以前、ストレスプロファイルをした時に、筋緊張検査で、かなり肩が凝った状態のD評価の方に「肩こりがありますね?」と質問すると、「肩こりはないです」とおっしゃいました。このように主観的見解と客観的データとの差がある、こういった場合が危ないのです。これを一致させていくことが個々の健康に必要であると考えています。今の状態を本人がリアルタイムでわかるように「見える化」し、ストレス段階評価(0〜10)の数値が高くなったら積極的に休養を取る、温泉にゆったり浸るなど、自分自身でストレスコントロールできるようにしていきます。」

 

江の島で人生観を変えよう
「ある日突然、不運にも病気になるわけではありません。健康と病気は対極ではなく動的に繋がっており、健康と病気の間には『未病』という概念があります。私達は未病を事前に防ぐためにも、ストレスを乗り越える力「レジリエンス」を育んでいくことが非常に重要と考え「レジリエンス・プログラム」を開発しました。大自然に包まれた江の島で、皆様の人生観に大きな変化をもたらすために、生活習慣病や癌の他に、あらゆるストレス関連疾患に対して真心で取組んで行きます。」

江の島弁天クリニック
院長 松村 浩道
内科・ペインクリニック内科・心療内科
美容内科・リウマチ科・漢方内科・アレルギー科
0466-25-2638
藤沢市江の島2-1-6江の島アイランドスパ本館1階
土午前・日・祝日 休み
診療時間【午前】9:30〜12:30 【午後】13:30〜17:30
江の島弁天クリニックHP

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