「散歩をしたら気分がすっきりした。」誰でもあるこの経験は単なる偶然ではない。歩くと脳にいい事は科学的に証明されている。脳も体も若々しく!エステ代わりに一歩外へ。
暖かくなると「そろそろ体を動かさなければ」と思うのは皆同じではないだろうか。いざやる気は起こったが、寒い冬にカチコチに固まった運動不足の体をまずは目覚めさせなければならない。そこで手っ取り早いのは〝ウォーキング〟である。いつでもどこでも年齢問わず出来る、お金もかからない、始めやすい運動。
だが気軽にできる反面、「明日から始めればいいや」と後回し、「歩かなきゃ」という義務感で気が重くなり長続きしない、というのもよくあるパターンだ。だが一度ハマって習慣となると「今日は歩いてないからなんだか調子が悪い」とウォーキングの虜になる人も多い。
「歩く事は体に良い」。よく聞くフレーズだが実際にどのように体にいい効果があるのだろうか。運動というとジョギングや水泳など息切れするほどに激しいものが最初に浮かぶ。だが歩くという日常動作でも、思った以上に全身の筋肉や神経を使いエネルギー消費も大きい。脂肪を燃やす有酸素運動なので体重増加や動脈硬化、がんリスクを低く抑える効果も。
また、歩く事は体の健康だけでなく、うつや認知症の予防といったメンタル面にも効果的であることが研究で分かっている。歩いている時も前頭前野といった脳の広い部分を使っているため若返り効果もあるのだ。実際に歩いた後は達成感と共に気分爽快!気持ちも前向きになりやる気が出たりとプラス面が多いのだ。ギリシャ時代の医者ヒポクラテスの名言に「歩く事は最良の薬である」とあるように、歩く事が脳にも体にも良いことは古代から分かっているのだ。
このような適度な運動は長時間やるのがいいのではなく、毎日続けて試みる事が大事といわれる。しかしどんなに簡単な事でも、持続する事はなかなか容易ではない。ウォーキングだけでなく何事もそうであるが、長続きしないということは楽しんでいないからだろう。旅行や遊びの時には早起きが苦ではないように、楽しみであれば体は動く。
「あのカフェまで歩いて着いたらお茶をしよう。」
「花が見頃のあの公園を巡ってみよう」
「万歩計を付けて昨日より少しだけ長めに歩いてみよう」
「お気に入りの音楽を聴きながら」
など何か自分だけの目標や楽しみを見つけて歩いてみるのもいいかもしれない。
また、長続きの秘訣は決して無理をしないことである。いざはりきって片道一時間も歩き、帰りがしんどくなったり腰やひざを痛めてしまっては元も子もない。「もう歩きたくない」と挫折してしまう典型的なケースである。
気分がのらなければ「隣駅まで歩いて帰りは電車で帰ろう」「きつかったら途中で帰ってくればいいや」という位の気楽さで歩き始めてみてはいかがだろう。ときに可愛いワンちゃんと出会ったり、新緑のにおいを感じたり、綺麗な朝日や夕陽を見て過ぎる自分だけの時間…。15分位経つといつのまにかハマって意外と気分良く歩けてしまうものなのだ。早足がきつければゆっくりお散歩程度でもいい。堅苦しく考えずにお気楽に歩くのが長続きのコツだろう。
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