雨を五感で愉しむ傘「ヌレンザ」

伝統工芸にフォーカスした日用品や職人の手仕事が光る逸品、レクサスデザインのゴルフグッズなど、上質アイテムが揃う「レクサスコレクション」。レクサス都筑見花山のショールームでは、品質へのこだわりとものづくりの感性が息づくコレクションの数々を取り扱っています。そのうちの一つ「ヌレンザ」は、福井弁で「濡れないよ」という意味をもつ高級洋傘。今回は開発元「株式会社福井洋傘」の橋本肇社長に、本物志向の大人が愛用する「ヌレンザ」についてお話を伺いました。


橋本社長と亀氏GM

会社の歴史を教えて下さい
洋傘というと新しいイメージがあるかもしれませんが、江戸時代後期にはすでに福井県の小浜で作られていました。当社が大手メーカーの下請けとして傘づくりを始めたのが1972年。県内にはかつて多くの下請け会社がありました。やがて時代の流れで価格崩壊が進み、生産は海外にシフトされ、次々と廃業してしまいます。当社もバブル崩壊後は事業の先行きが見えなくなってしまいました。音響工学を大学で学んだ私は、当時地元の民放局で働いていました。家業が廃業となれば日本の傘づくりの文化が途絶えてしまう。誇りの家業を、その技術を華々しく受け継ぎたい。そんな想いが強まり家業を継ぐことにしました。今でも県内で傘づくりを行なうのは当社のみです。
「必要とされる傘はなんだろう」そう考えた答えが大手がやらないもの、すなわち「売れない物を作る」ということでした。当時傘は「安価なものでいい」という時代。そこで高級洋傘に的を絞り、百貨店でお客様の要望を伺いながら、一本一本オーダーを受けることにしました。

不満を元に開発した「ヌレンザ」とは?
お客様がお客様を呼び、口コミで当社の傘が広まってきた頃、福井県商工会議所が行う「クレーム博」への出品依頼がきました。苦情を解決し地元企業のものづくりに活用するという趣旨のイベントです。当社は「電車内で濡れた傘は困る」という苦情を解決する傘を開発することになりました。
最初は強力な撥水剤の開発を考えましたがなかなか厳しい。それならばと撥水性のある生地の開発を試みました。すると今度は撥水効果が高く、水滴が勢いよく流れるという問題も出てきました。地元の繊維メーカーの協力で、何度もバランス調整をし試作を重ねやっと完成。その後福井弁で「濡れないよ」という意味の「ヌレンザ」として本格的に販売がスタートしました。

ヌレンザの特徴は?
ただ濡れないだけでなく「雨音を楽しむ」傘です。生地の素材や張り方を絶妙なバランスで調整しているので、雨の音色がポンポンポンと太鼓のように響きます。持ち手にはベルトを付け、手が不自由な方や高齢の方にも使いやすいようにしています。置き忘れ防止になるほか、両手が自由に使えるので便利です。

一人ひとりに応えるおもてなしと匠の技。和文化を大切にした世界に誇るものづくり。レクサスのコンセプトと合致する傘づくりは、さらに良いものを目指しながら次世代へと受け継がれていくことでしょう。是非一度レクサスショールームで「雨を五感で愉しむ傘」の使い心地を体感してみてはいかがでしょうか。


シニアに優しいものづくりを行う福井洋傘。軽量なので疲れることなく、カエデと本革を使った持ち手が優しく肌に馴染む。


手首にかければ両手が自由に使えるので、携帯電話での通話中なども便利。



目指したのは蓮の葉を滑る雨の雫。超高密度のポリエステルが水滴をつぶさずに転がしていく。音響工学を学んだ社長ならではのこだわりが音。「ポンポンポン」と雨を弾く音が楽しめるよう、生地の張り具合を調整している。

上質にこだわる大人のための逸品
「LEXUS collection」のヌレンザ

雨の日に車内に置いてもシートを濡らしません。露先と石突は、車内に優しいウッド仕上げに。持ち手にはレクサスのロゴを刻印。レクサスコレクション限定カラーも人気です。

LEXUS collectiion 2019 Spring & Summer
https://lexus.jp/brand/collection/

実際にヌレンザをレクサス都筑見花山ショールームで体感しよう!
特別展示販売会を開催
6 /29(土)・30(日)
橋本社長によるトークイベント:11:00〜・14:00〜

レクサス都筑見花山
横浜市都筑区大丸21-1
TEL:045-948-0021
営業時間:10:00〜19:00
定休日:火曜日 他
レクサス都筑見花山HP

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