味の狭山茶 宮野園
新茶の季節。お茶を楽しみましょう!
お茶は日本人にとって、生まれたときからあたりまえのように飲んできたもっとも身近な飲み物です。ところがペットボトル入りのお茶が普及してきたこともあり、最近は若い人たちを中心に「お茶を淹れる」という習慣が薄れ、急須がない家庭が増えているという話を聞くと寂しいものがあります。
お茶の魅力として、お茶を飲む「時間を楽しむ」ことがあります。その昔、旅人は旅の疲れをいやすために「茶屋」で一服し、近年でも家庭で「お茶の間」が家族の安らぎの場であったことからもわかります。
やはり急須に茶葉を入れてお湯を注ぎ、「お茶を淹れて」その味や香りとともにくつろいだ時間を楽しむようにしたいものですね。
お茶の産地は、お隣静岡県が最大で、これに鹿児島県、三重県と続きますが、古い歴史があり江戸幕府にも献上していたという宇治茶、江戸の庶民に大変親しまれたという狭山茶なども有名です。
特に狭山のお茶は、比較的冷涼な丘陵地帯に多く栽培されるために葉が厚く、摘採も二番茶までのため重厚な香味とコクがあります。さらに伝統ある「狭山火入れ」を経て、甘く濃厚な味に仕上がり、昔から「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と言われているほどです。また少ない茶葉でもしっかり味がでるのが特徴で、首都圏で採れるお茶として人気を博しています。
狭山市のお茶屋宮野園
自社茶園と専属契約農家で栽培した高品質で安心で安全な狭山茶を原料に、自社の仕上げ工場でマイクロ波焙煎殺菌機により風味豊かに仕上げをした茶葉を出荷しています。
また当園のお茶16品目は、埼玉県と埼玉県物産観光協会より「彩の国優良ブランド品」として認証されています。
「お茶を販売するのではなく、お茶を楽しむことを提供する」をモットーに、お茶の製造販売だけではなく、お茶摘み体験やお茶の淹れ方教室、さらにお茶の楽しみ方を広めるための活動(茶育)なども積極的に行っています。