加速するハワイ

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アラモアナショッピングセンターの西側カカアコ地区が変貌をとげる。今後15年で22棟のコンドミニアムと大型商業施設、空港へつなぐモノレール建設と、人の流れが変わる一大プロジェクトが始まろうとしている。

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不動産価格は30年上昇傾向

誰もが憧れるセカンドハウス。しかもそれが海外だなんて夢のよう……。日本人に人気のハワイの不動産が実は国内外で注目されている。

何故ハワイの不動産が人気なのか。日本から一日五千人が訪れる魅力の地、まずはさわやかな常夏という気候が魅力の一つに挙げられる。海外の不動産投資で近年増えている地域は東南アジアであるが、こちらは常夏といえど湿度が高すぎる。梅雨の湿気を知る日本人でも参ってしまうほど。その点ハワイは一年中温暖な気候で、気温が高くてもカラっと過ごしやすい環境なのだ。

次にリゾートアイランドでありながらもインフラが整っている点である。観光業のイメージが強いが、火力発電、電気・通信関係などの地場産業もしっかりと成り立っている。

更に現在の為替からみても投資価値が高い。自然や文化保護の観点から建てられるエリアにも限りがあるハワイは、フラダンスやサーフィンのメッカであり、美しい大自然や独自の文化が魅力の人気観光地。常に世界中から人が集まり、訪問客は年々増加傾向にある。このため不動産の価格や需要が比較的安定、リーマンショックの際もオアフ島の不動産価格は大きな影響を受ける事がなかったのも事実だ。過去三十年間をみてもハワイの不動産価格は上昇傾向にある。

気候、インフラ、資産の安定性、投資価値、受給バランス。このような理由から東南アジアに不動産投資していた人がハワイに買い替えるというケースも。今年には北京からの直行便が乗り入れるので中国でのハワイ注目度もさらに高まるだろう。

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大開発のカカアコ地区

ハワイでこれまでにない再開発のプロジェクトが始動している。観光客で賑わうアラモアナショッピングセンターの西側のカカアコ地区に、住居と商業施設を兼ねた新エリア「ワード・ビレッジ」が開発されることになったのだ。

今後約十五年間で七万坪を超える広大な敷地に約四千戸の住戸、個性あふれるショップやレストラン等が充実した商業複合施設、さらにはモノレールの駅が誕生する予定である。

手がけるのはハワードヒューズコーポレーション。レオナルドディカプリオ主演の映画「アビエイタ―」のモデルとなった有名な大富豪、ハワードヒューズが設立した全米屈指の不動産デベロッパーである。既にアラモアナセンター内にも高級コンドミニアムを手がけ、日本では販売開始わずか29時間後に完売したほどの人気ぶりだ。

このカカアコ地区に目をつけたのには理由がある。コンドミニアムといえば今までワイキキが中心であったが、ワイキキ地区のコンドミニアムは老朽化も進み新たな開発用地もない。また観光客で騒がしいという環境でもある。その点カカアコ地区は空港から車で約20分、ワイキキまでものんびり散歩して行ける距離。それでいてビーチや公園あり、スーパーなどの日用品からブランド品まで手に入る大型ショッピングセンターで、利便性快適性を兼ね備えた住むにはもってこいの場所なのだ。

「ワード・ビレッジ」の名のごとく緑の豊かな村でありながら都市型住宅の共存を実現させていく大規模なプロジェクト。住居はタワー型のコンドミニアムが22棟建つ予定で、その内2棟が先駆けて二年後の竣工を目指している。2019年にはホノルル空港からアラモアナまでモノレールが通ることで、ホノルル周辺の渋滞緩和も期待されるとともに近隣の不動産価値も高まっている。住む人も、訪れる人にも魅力のカカアコ地区は第二のワイキキとして今後大注目のエリアとなるだろう。

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取材協力:コンドミニアムから一軒家までハワイ不動産なら
リスト サザビーズ インターナショナル リアルティ広尾支店
大橋登氏

東京都渋谷区広尾5-6-6 広尾プラザ 2F03-3449-3355

http://www.sothebysrealty.jp

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