近ごろ人気の「豪華寝台列車」。一泊数十万円からという高級列車にも関わらず予約困難と話題です。プレミアムな体験は今や時代のキーワード。「レクサス」は誕生当時からそのキーワードでラグジュアリーブランドを築き上げ、世界中の人々を魅了し続けています。
今回は上質なおもてなしで豊かなカーライフを提供する「レクサス」誕生の歴史について取材しました。
海外生まれのレクサス
日本デビューから12年を迎えたレクサス。その歴史の始まりは海外という事をご存知でしょうか?1989年レクサスは北米で誕生しました。既にBMW、メルセデスベンツ、ジャガー、アウディなど歴史ある高級車がブランドイメージを作り上げていた時代。そんなライバル車たちを目の前に「史上最良の自動車ブランドになる」と発言したのが当時アメリカでブランドマネージメントをしていたデイヴ・イリングワース。その彼の言葉はレクサスが目指す指標として大きな役割を果たすこととなります。
全く新しいラグジュアリーカー
初代レクサスモデルLS400の特徴は「ディテールにまで注がれた飽くなきこだわり」。1983年に始動した巨大プロジェクトには60名のデザイナー、数千名の技術者などが大集結しました。
極めて忍耐と集中力を要する製造工程のため、愛知県の田原工場は「世界で最もミスの少ない生産設備」と評価されたほど。革のなめし方一つにしても完成に2年を要した妥協なき戦い。ウッドパネルは楽器メーカーが手がけるなど、完璧なテクスチャーをもつインテリアも実現しました。
田原工場LS400のCSライン(1989年)
そして開発スタートから6年、100台の試作車を費やしLS400が誕生。デトロイトモーターショーで全世界のメディアから賞賛を浴びた輝かしい一台が自動車史にその名を刻んだのです。
「高級の本質」を追求し、最高の時間を過ごす空間と感動の時間を提供するレクサス。乗った人だけが味わえるプレミアム感こそ、世界中の人を魅了し続ける理由なのでしょう。
レクサスLS400
当時のLS TVコマーシャル
ブラックスーツの男性が、LS400のボンネットに15個のシャンパングラスをピラミッド状に重ねていく。ローラーに載った後輪は時速240キロメートルで回転。視聴者はクルマが最高速度で走っていることを知る。シャンパングラスは崩れ落ちないのだろうか。崩れない。それどころか微動だにしない…。バランスと銘打ったレクサス初のTVコマーシャル。時代を通じて最も人々の記憶に残った広告の1つであり、視聴者に「完璧の飽くなき追求」を納得させる秀作でした。
Text by Anda編集部
取材協力 レクサス藤沢
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営業時間:10:00〜19:00 定休日:火曜日
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