新元号となる2019年。「何か新しいことを体験したい」という方、世界観を変えるような感動の旅というのはいかが!?
小笠原村観光局 伊藤優美さん
今回は訪れた人の心を動かす「小笠原」の自然の魅力を小笠原村観光局の伊藤優美さんにお伺いしました。
小笠原諸島は東京都心から南に約1000kmの太平洋上に位置する大小30あまりの島々からなる海洋島で、定期船が片道24時間をかけて結んでいます。2011年6月には人類共通のかけがえのない財産として、将来の世代に引き継いでいくため、世界自然遺産に登録されました。
情熱的な赤色の絶景「ハートロック」
海と空が大舞台のショー「ホエールウォッチング」
遠くても訪れたい島世界遺産に登録されている小笠原の一番の魅力は、ここにしかないありのままの大自然。
小笠原の象徴でもある「ボニンブルー」とは、無人(むにん)が語源のどこまでも碧く美しい海のこと。綺麗な星空とウミガメの産卵が見られることで有名な「コペペ海岸」、海からしか上陸できない白砂の秘境「ジニービーチ」など名所も豊富。世界に誇るボニンブルーは一度は見ておきたい絶景です。
島内にはたくさんの景勝地がありますが、なかでもユニークなのが父島の最南端にある断崖絶壁の「ハートロック」。海側から見ると赤い岩肌がハート形に見えるためその名がつきました。南方特有のラテライトという赤土で雨の後は濃い赤色に。まるで50キロ先の母島へ向けてハートを投げかけているような、ダイナミックで微笑ましくもある大自然の姿がそこにはあります。
ヤコウタケというキノコ「グリーンぺぺ」
心洗われるような「ドルフィンスイム」
自然と共存する絶海の島
地球最大の生き物クジラやイルカも棲み、アオウミガメの日本最大級の繁殖地でもある小笠原。一度も大陸と陸続きになったことがないため、動植物は独自の進化を遂げ、様々な生態系が息づいています。トレッキング途中に丘から望むクジラのダイナミックな勇姿。可愛いイルカと共に美しいブルーの世界を泳ぐドルフィンスイム。夜の森で暗闇のなか緑色に光る幻想的な「グリーンぺぺ」。
そして小笠原では「グリーンフラッシュ」に出会えるチャンスも!夕日が水平線上に沈む瞬間に緑色に輝く一瞬の光のことで、非常に稀な自然現象がゆえに「見た人は幸せになれる」という言い伝えもあります。それら日常を逸脱した貴重な体験はたくさんの感動と学びをもたらすでしょう。
一般社団法人小笠原村観光協会
〒100-2101 東京都小笠原村父島字東町(番地なし)
電話:04998-2-2587
e-mail:info@ogasawaramura.com
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