─ アカデミックパスを受講するきっかけは?
荒井庸様(以下荒井)会社をリタイアしてから2年間程はなにもしていませんでした。その頃は、市のカルチャースクールにあった漢詩の講読会に参加などはしていましたが、せっかくなら、理系の講座にも参加してみたいなと思っていました。そんな折、市の広報にあった「無試験、年齢、学歴を問わず」の見出しに目が行き、アカデミックパスの存在を知って説明会に参加して以来、7年目を迎えます。
― 一週間のスケジュールは?
荒井 今は週に4科目を受けています。通い始めはとりあえず3科目受講してみて、まだ時間的にも体力的にも余裕を感じたので、次の学期には4科目受講にしました。多い時には6科目を受講したこともあります。
― アカデミックパスの魅力は?
荒井 学びたいことを自分のペースで決められること。その上、講義の内容が最先端に近いレベルにあることです。同じアカデミックパスの仲間や、若い世代の学生達との出会いも魅力の一つですね。同世代の仲間とは、親しい先生を絡めて飲み会を開いたり、昼休憩に一緒に食事をとりながら授業や試験などについて話をしています。学生達ともこれまで何人かと友人になって、一緒に試験準備やレポートの作成をしたり、彼等が卒業や就職が決まった折には、激励、祝福を兼ねて食事会を催したりしました。今でも近況等連絡を取り合っている学生もいますよ。
― 今後について
荒井 勿論、退学させられない限りできるだけ長く続けるつもりです。(笑)仲間の一人は、学術論文に挑戦する夢を熱く語ってくれます。自分も何か協力したいと思っています。それから、同じ数学でも自分が学んでいた時代にはあまり聞いたことのない分野が在ることを知りました。そのような自分にとって新しい世界をもっと学んでみたいと思っています。孫たちと数学の話に打ち興じている自分を想像し、ニンマリしています。
― これからアカデミックパスを受講される方に一言
荒井 初めからあまり欲張らず、時間、体力、気力と相談しながら楽しんで欲しいと思います。
「始めるなら、今でしょ!」(笑)
キャンパスでお会いできる事を楽しみにしています。