めのはなし vol.01

白内障について 〜症状と有効な対処法〜

白内障の症状とは?
年齢を重ねる事で誰にでも起こり得る「白内障」。病気というよりも加齢による目の変化の一つで、現代の高齢化社会では決して珍しい疾患ではありません。60 歳代以降の多くの方に症状が認められ、早い方だと30〜40歳代、眼のケガやアトピーなどから起こる二次性のものは20歳代から始まります。
白内障とは眼の中に生まれつき入っているほぼ透明のレンズである水晶体が、年齢と共に濁り固くなってくる状態を指します。原因によって症状の進行速度が異なりますがいずれの場合も、最終的には視界が白濁することが特徴です。初期の自覚症状は目のかすみやまぶしさなどで、進行すると外からでも黒目の部分が白く濁っているのがわかるようになります。完治させるための薬はないので、生活に支障が出た場合は手術を行う必要があります。

白内障の手術
濁った水晶体をとりだして、人工の眼内レンズを入れる手術を行うのが一般的で、症状や希望に応じて点眼のみの麻酔薬を用いたり、日帰りで手術を行うことができます。
白内障手術の際に使用する眼内レンズの種類は、大きく分けて二つです。従来から広く用いられているのが「単焦点眼内レンズ」。一つの距離だけにピントが合うタイプです。眼鏡なしの状態で近くが見える方がよいのか、遠くが見える方がよいのかを選択します。いずれの場合も術後はほぼ眼鏡が必要で、医師が近視や遠視の度数などについて詳しく把握し、メリットとデメリットを患者さんに理解していただく事が重要です。
一方、比較的最近登場したのが「多焦点眼内レンズ」。近くにも遠くにもピントが合う構造です。最近では、従来適さなかった強い乱視の方も、正可能な乱視のタイプであれば、多焦点眼内レンズを選ぶことができるようになりました。術後に眼鏡がなくても近くも遠くも見えるのも利点ですが、保険外診療のため10割自己負担となります。ただし国が認定する先進医療の認定施設では、手術後前後に必要な検査、使用する点眼薬や内服薬については、1割または3割の自己負担の保険診療で受けられます。
白内障は決して怖い病気ではありません。ただし手術は合併症の起きるリスクや、術後にレンズが合わないなどのトラブルに至るケースもあります。医師や医療機関からの事前の説明が不十分である場合も少なくありませんので、手術の際には慎重に医療機関を選択しましょう。

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お話頂いた方
湘南藤沢鈴木眼科内科クリニック
院長 鈴木高佳さん
住所 藤沢市亀井野259-1
TEL:0466-54-7850

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